人が住むための住宅や商業施設などを建築することは原則認められないエリアをご存じでしょうか?
そういった地域の事を、市街化調整区域といいます。
言葉では分かりにくいかと思いますが、上の画像の色がない(白)区域が市街化調整区域です。
色が付いているところは、市街化区域といいます。
あまり触れる事がなく、マイホームの購入を検討する場合の区域は、ほとんどが市街化区域内の物件なのです。
白い区域に家が建てられそうな土地があっても、簡単には建物を建てる事が出来ません。
初夏に入ったころに調整区域内の土地(古家付)のご売却についての相談をいただきました。お客様にとって最善の方法でご売却が出来るように、何度も市役所に足を運び調査をしてきました。
加古川の物件でしたので、相談窓口は加古川市役所5階の「まちづくり指導課」という所になります。
内容が奥深く、簡単に理解出来なかったので何度も窓口で確認させていただきました(^-^;
とても親切にご対応いただいた市職員さんに感謝です<(_ _)>
市街化調整区域内の不動産は、いくつもの条件をクリアにしなければ建物の建て替えが出来ない為、そこが難しいところであります。
今回ご相談いただいたお客様の不動産ですが、一番最初にご相談いただいた時は厳しい制限の中でのご売却となるであろうと思っていたのですが、調べれば調べるほど良い方法が見つかり、結果、調整区域外の方もその土地を購入して新築住宅を建築出来るという段階までこぎ付ける事ができました♪
今回ご相談いただいた土地ですが、築83年という歴史を刻んだ古家が建っています。ご相談をいただいた時からご依頼主であるO様の思い入れ深い建物を手放すお気持ちがヒシヒシと伝わってきていましたので、そのお気持ちを大切に良いご縁につながるように取り組みたいと思います。
調整区域の土地は、土地価格が安い設定となります。市街化が抑制されているからですが、こちらの土地は、市街地のすぐ隣ということもあり、買い物(スーパー、ホームセンター)等は徒歩圏内(^^♪
そして、私が一番良いと思うのは「税金の負担が軽い」という点でしょうか。
不動産の登記をする時の登録免許税、購入後にかかる不動産取得税、そして不動産を持っていると毎年必要となる固定資産税等・・・こういった税金は、不動産の評価額から税率を乗じて算出されます。
都市計画税を支払う義務が無いと知った時は、目から鱗でした( ;∀;)
そして、環境としては少しゆったりとした雰囲気があるので、落ち着いた環境で生活が出来ると思います。そういった雰囲気を好まれる方にはおススメの地域ですね。
まずは、年内に建物解体を計画しています。解体後は、土地の測量を行った上での売渡しとなります。
順次、ご売却の準備をして行きたいと思います。
☆☆敷地約120坪。広い住宅用地をお探しの方、是非ご検討下さい。☆☆